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ルテインと肝臓の関係

肝臓の不調は「目」にくるもの。ルテインを含むカロテノイド類は、目だけではなく肝臓の健康を保つうえでも重要だといわれています。ルテインと肝臓にはどのような関係性があるのでしょうか。

目は「肝臓」と深いかかわりがある

内臓の中でも、フル活動で血液の解毒・浄化や栄養素の合成を担う肝臓。そんな肝臓の状態が特に現れやすいのが「目」です。

目は、とりわけ多くの血液を必要とする器官です。肝臓の働きが悪くなると血液に老廃物が溜まって血液がドロドロの状態になり、体中の酵素や栄養素が足りなくなります。そうなってしまうと、血液を多く必要とする「目」にも症状が現れるのです。

目に十分な栄養が行かないと、かすみ・ぼやけ・ドライアイや視力低下を招くことになります。東洋医学の世界でも肝(肝臓)は目と密接に関係していると考えられており、視力低下や眼性疲労がある場合には「肝」の不調を疑うほど。目は、いわば肝臓の状態を表す窓のような存在なのです。

ルテインは肝臓に良い?

ルテインをはじめとするカロテノイドには、高い抗酸化作用があり、肝臓の機能を正常化する働きも見られます。

肝機能障害を引き起こす原因の一つは「活性酸素」。肝臓は活性酸素が発生しやすい器官です。特に、脂肪酸を代謝する際に多くの活性酸素が肝臓内で発生します。活性酸素は細胞を攻撃して酸化させるため、肝臓にダメージを与え、どんどん弱らせてしまいます。

肝臓を元気にするには、常に活性酸素を取り除かなくてはなりません。高い抗酸化力のあるカロテノイドは、細胞に代わって活性酸素の攻撃を受け、自らを酸化させることで肝臓を守ってくれるのです。

ルテインたっぷりの緑黄色野菜は
肝がん発症のリスクを下げる

ルテインなどのカロテノイド類は、動物実験によって肝がんの抑制作用が示されている成分でもあります。

ルテイン単体で肝臓にどのような影響を与えるかを示す研究結果はありませんでしたが、ヒトを対象に、野菜・果物および抗酸化物質(レチノール・α-カロテン・β-カロテン・ビタミンC)摂取量と肝がんとの関連を調べた結果が予防研究グループより発表されています。研究対象は40~69歳の男女およそ2万人。追跡期間は12年間という大規模な調査でした。この結果はルテインだけを対象にした研究ではありませんが、ルテインを豊富に含む緑黄色野菜・緑の葉野菜が肝臓にもたらす影響は興味深いものです。

対象者を3つのグループに分け、野菜・果物および抗酸化物質摂取量によって、肝がんのリスクにどれくらいの差が出るのかを調査。この対象者のうち、12年の追跡期間中に101人が肝がんと診断されています。

カロテノイドをたっぷり含む野菜・緑黄色野菜・緑の葉野菜では、摂取量が最も多いグループの肝がんリスクは、最も少ないグループに比べ約40%減少するという結果になりました。[注1]

野菜や果物は、その中に含まれる抗酸化物質の作用によっていろいろな部位のがんに予防的に働くといわれており、肝炎ウイルス陽性の肝硬変患者にカロテノイドを投与したところ、肝がんの発生が50%減少したという報告もあります。[注1]

ルテイン単体に限りませんが、抗酸化作用のあるカロテノイドを摂取することで肝がんの発生率を防ぐ可能性が高まると言えそうです。

カロテノイド類は
酸化ストレスを低減させる

ルテインはカロテノイドの一つ。野菜や果物には、ビタミン・ミネラル・食物繊維など体にいい成分がたっぷり含まれている大事な栄養源ですが、近年では抗酸化作用を持つカロテノイド類が豊富に含まれている点でも注目が集まっています。

カロテノイド類は、体内で発生した活性酸素の攻撃による「酸化ストレス」を軽減させることで、生活習慣病の予防に繋がるのではないかと考えられているからです。肝臓疾患・糖尿病・心筋梗塞などさまざまな生活習慣病の発症には、この「酸化ストレス」が関わっていることが多くの研究で明らかになっています。

カロテノイドの高い抗酸化作用によって体内の酸化ストレスを軽減させることで、さまざまな病気の予防に役立つ可能性があるのです。実際、カロテノイドの一種であるルテインにも高い抗酸化作用があります。[注2]

サプリメントは肝臓に負担をかけてしまう?

サプリメントでもルテインを摂取できます。しかしサプリメントを飲む際に気になるのは、「肝臓に負担はかからないの?」といったところではないでしょうか。

肝臓は薬やサプリメントなどの成分を分解して体中に送り出す役目を持っているので、多少なりとも肝臓に負担がかかるのは避けられません。体質によって合う・合わないはあるものの、安全性に配慮したサプリメントを飲めば危険性はほとんどないといえます。

ファンケルが行なったルテイン含有サプリの健康面への影響についての評価から、ルテインサプリメントが肝機能障害を引き起こすリスクについて見てみましょう。

ルテインサプリメントの安全性評価

2015年6月から2017年1月までに、サプリメント摂取中に起こった健康への影響は、皮膚のかゆみ・発疹、胃腸障害、肝機能検査値の変化などでした。これらの健康被害について、当該サプリメントとの因果関係を検討した結果、以下のどれかに該当することが分かりました。

  1. アレルギー反応。
  2. 体質に起因する可能性が高い。
  3. もともと胃腸が弱いなど、服用者の体調・体質に起因する可能性が高い。
  4. 現病歴をもっており、病態の影響も考えられる。
  5. 学術調査や発生率などを再評価し、当該サプリメント由来の健康被害である可能性が低い。

以上の理由から、当該サプリメントの摂取で大きな健康被害が生じる可能性は低いという結論に至りました。[注3]

ただし、妊娠・授乳中の安全性については信頼できる十分な情報がないことが多いため注意が必要です。できれば妊娠・授乳中はルテインサプリメントの摂取を控えたほうがよいでしょう。

異変を感じたら早めに医師に相談する

サプリメントで摂取する場合、摂取量は決められていませんが、摂取される方の体調や体質によっては、体調の変化が起こる可能性は否定できません。

摂取中に胃腸障害や肝機能検査値の変化など、体調に異変を感じた場合はすぐにサプリメントを飲むのを止めて、医師に相談することをおすすめします。

参照元サイト一覧

[注1]…野菜・果物および抗酸化物質摂取と肝がんとの関連について
[注2]…野菜・果物に多い天然色素(カロテノイド)は飲酒と喫煙の毒消しに役立つか?!
[注3]…安全性評価シート