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近視の目は老眼にならないのですか?

ここでは、近視と老眼の違いについて解説しています。近視の方が老眼にならないと思われている理由や、老眼を自覚しにくい理由についてまとめました。

Q.近視の方は老眼にならない?

A.近視の方も老眼になります

加齢による水晶体の衰えは、近視や遠視、乱視でも必ず起こります。老眼になるとピントの調整力が弱まり30~50cm前後のものが見えにくくなります。ピントの調整力は生後間もなくピークを迎え、年齢を重ねるごとに低下。60歳ほどでなくなってしまうといわれています。

30代までは調整力が十分にあるので老眼の症状はでませんが、40代に差し掛かったあたりから症状を感じる方が多いようです。個人差はあるもののピントの調整力には、寿命があるため、遅かれ早かれ誰でも老眼になります。近視でも「小さい字が読めなくなってきた」「薄暗くなると見えづらくなる」という症状を感じている方は、老眼が始まっているかもしれません。

近視の度合いにもよりますが、2.0や-3.0程度なら裸眼でも十分に手元が見えると思います。これは、近視の方の角膜や水晶体が光を屈折させる力が強かったり、角膜から網膜までの距離である「眼軸長」が長かったりすることで、遠くのものは見えず近くのものが見えるという状態になるためです。このことが「近視は老眼にならない」と言われる所以ではないでしょうか。

そもそもなぜ近視は起こる?

遺伝や環境が近視の発生に関わっている

近視になる原因には、遺伝による生まれつきの場合と育ってきた環境の2つが関係します。近視ではない両親の間に生まれた子どもに比べて、親のどちらかが近視である場合に子どもが近視になる確率は2倍。両親がどちらも近視だと、子どもが近視になる確率は5倍の確率に高まると言われています。

環境面ででは、近くにあるものを長時間みる・屋外活動が少ないなどがあげられます。はっきりとしたデータは出ていませんが、日本だけでなく、アジア・アメリカなどの小中学生にも近視が増えおり、その背景にはスマホ・ゲーム機の普及が関わっていると言われています。[注1]

近視には種類がある

軸性近視

一般的に言われる近視のことです。眼軸と言う目の縦軸が伸びている状態で、目の一番底にある網膜が通常の位置よりずれており遠くのものが見えにくくなっています。近視が始まるとされているのは6~12歳の学童期ごろ。しかし近年スマホや携帯ゲームの普及によって小学生の視力の低下が深刻化しており、近視の子が増えてきていると言われています。軸性近視になった場合、点眼薬での治療か特殊なコンタクトレンズを使った治療が行なわれます。[注2]

仮性近視

偽近視とも言われる仮性近視。軸性近視とは違い、目の調整が一時的にうまくいかないことで起こる近視です。眼球ではピントを合わせる際に、水晶体がふくらんだり伸びたりします。水晶体を動かすために必要なのが毛様体筋。この筋肉が働くことでピント調整ができますが、仮性近視の場合は毛様体筋が常に緊張している状態のため近視のようになります。この状態が続いてしまうと、仮性近視から本当の近視になってしまう場合もあるので早めに治療することが大切です。仮性近視の治療には毛様体筋の緊張を緩める点眼薬が処方されます。[注3]

病的近視について

もともと眼に何らかの異常があり、眼鏡やコンタクトを使っても近視が矯正されない状態を病的近視と言います。病的近視と判断されるケースは以下の通りです。

病的近視と判断されるケース

  • 5歳以下で-4.00Dを超過
  • 6~8歳で-6.00Dを超過
  • 9歳以上で-8.00Dを超過

数字の後ろについているDとはディオプトリーのことで、集点距離を表すものです。病的近視が起こる原因には眼軸が長い、眼球の後部が変形して網膜や視神経に影響を与えるなどが原因として挙げられます。日本の視覚に関する病気で5番目に多く、失明の原因になる近視です。治療方法は眼内の注射、手術があります。[注4]

近視の度合いを表すディオプトリーについて

ディオプトリーとは近視の人が眼鏡を作る際に用いられるレンズの度合いです。「-9.50D」「マイナス3D」と言うように表現されます。単純に「-(マイナス)」を付けずに、3Dや9.50Dと表現することも。ディオプトリーはレンズの集点距離を表しており、数値が大きいほどレンズの強度が強くなります。[注4]

近視に関わるさまざまな目の病気

網膜剥離

網膜は10層の組織で作られています。最も奥にある層を網膜色素上皮と呼び、そこから網膜が剥がれてしまった状態を網膜剥離と呼ぶのです。網膜剥離のなかでも多いのが、裂孔原性網膜剥離。これは網膜に孔(あな)が開いて、眼球にある水がその孔を通り、網膜の下に入り込むことで起こります。初期段階では剥離している範囲は狭く、時間と共に拡大して行くのが特徴です。近視のなかでも強度近視の人に多く見られる病気で、年齢問わず網膜剥離になる可能性があります。[注5]

緑内障

緑内障は視神経の本数が少なくなる病気です。視神経の本数が少なくなると視神経乳頭と呼ばれる部位に陥凹(かんおう)つまり、へこみが出ます。病気が進行すると視野が狭くなり、悪化すると失明してしまうことも。強い近視の人もこの視神経乳頭の陥凹が見られます。緑内障か近視かの診断は視野検査・眼圧検査・隅角検査などを行なったうえで、総合的に判断。緑内障と判断された場合は、点眼治療、レーザー治療、手術のいずれかが行なわれます。[注6]

血管新生黄斑症

目の黄斑部に新生血管ができて視力が低下する病気です。加齢性黄斑症と似ていますが、近視である場合20代でも発症する可能性もあります。ものが歪んで見える、急激な視力低下、見たい部分の中央が見えないなどの症状が出るのが特徴。治療方法は抗VEGF薬による注射が行なわれます。[注7]

近視の方は老眼を自覚しにくい

近視の方は近くにピントが合いやすくなっているので、老眼を自覚しにくいといわれています。近視の度合いが進むほど近くのものが見えやすくなることから、老眼になっても気づきにくいというだけで、老眼にならないわけではありません。

遠視の方は近視の逆で、遠くのものが見えやすく近くのものが見えにくいと思われがち。しかし、遠くでも近くでもピントが合いにくいのが遠視です。常にピントを調整しなければならないため、ピントの合い方に敏感になります。そのため、遠視の方が近視よりも加齢によるピント調整力の低下を自覚しやすいのです。

また、レーシックの手術を受けた方も老眼を自覚しやすいといわれています。レーシックは近視を矯正するレーザー手術で、角膜を特殊な機械で切り取り、角膜内にレーザーを当てることで形状を調整。そうすることで、ピントを合うようにしてくれます。近視が改善されるということは、近くのものを見るときにもピントを調整しなければいけません。調整力が強い年齢の場合は問題ありませんが、40代以降になると調整力が低下し、近くにピントが合わなくなる老眼の症状を自覚しやすくなります。

ピントの調整力は年齢とともに低下しますが、目に必要な栄養素を摂取していれば、進行を遅らせることも可能です。日頃の食事に気をつけたり、サプリメントを摂取したりして対策することをおすすめします。

レーシックを受けても近視に戻る

手術を受けた人のなかには、しばらくたつと裸眼が0.7未満の軽い近視状態になる人もいます。レーシックは角膜の厚みを薄くして近視矯正をする手術です。角膜が薄くなると眼圧で薄くなった角膜部分が押されます。眼圧のかかった角膜はカーブが若干強くなり、近視が再び現れると言われているのです。若い頃にレーシックを受けた人は近視や乱視がわずかに残っている状態でも、自身のもつ調整力によって無意識に視力が補われるため症状に気づきません。ところが、年齢を重ねると調整力が落ちて、近視や乱視が表面化することになります。[注8]

この記事を作るのに参考にしたサイト・文献